CT Basics & Selection CTスキャンの仕組みと装置選定

X線CTスキャン装置の仕組み

01.X線CTスキャン装置とは

X線を撮像物に照射し、透過したX線の量を計測して断層画像を取得しコンピューターにて立体画像を生成します。
X線CTとは「X-Ray Computed Tomography」の略で X線コンピュータ断層撮影を意味します。

02.産業用CTの用語説明

X線発生装置(管球)

X線を発生させる装置

CTスキャンで使用する X線を発生させます。
一般的には管球と呼ばれる一体型装置が用いられます。

回転連続撮影

対象物を回転させながら連続撮影する方式

撮像物を回転台(ステージ)に設置し、
360度回転させながら連続的に撮影を行います。

検出器

透過したX線を検出・画像化する装置

撮像物を透過したX線の減衰量を検出します。
TFT・CMOSセンサーとシンチレータで構成されます。

コンピューター(再構成処理)

撮影データを3D画像に変換

CTの「C」はComputerの意味です。
取得した画像データを再構成処理し、立体画像を生成します。

03.産業用と医療用X線CT装置の構造の違い

産業用X線CTスキャン装置

産業用X線CTスキャン装置の構造イメージ
  • 撮像物を360度回転させ連続撮影
  • 被曝の恐れがない為時間を掛けた撮影が可能

医療用X線CTスキャン装置

医療用X線CTスキャン装置の構造イメージ
  • X線源と検出器が360度回転し連続撮影
  • 被曝線量を出来得るだけ少なくするため 高速撮影が必須

04.撮影画像データ

撮影画像データの拡大図

X線CTスキャン装置の撮影画像は
下記図のようなボクセルデータとなっています。
ボクセルとは volume+pixel より来ています。

ボクセルイメージ

X線CTスキャン装置の選定

  1. 検査目的・
    対象の整理

    検査目的や評価したい内容、対象物の用途などを整理し適切な装置選定の方向性を明確にします

  2. 必要性能
    の検討

    材質やサイズ、分解能、アーチファクト対策など画質や解析条件に関わる技術的要素も確認します

  3. 装置仕様
    の選定

    大きく分けて観察用CT装置と計測用CT装置の2種があります。目的や要件に基づき、最適なCT装置を選定します

  4. コスト・導入条件
    の確認

    コストや設置環境など、実際の運用を見据え、無理のない導入計画を検討します

  5. サポート・
    運用体制

    導入後の操作教育や保守対応など、安定した運用を支えるサポート体制を確認します

スキャンサービス

非破壊で製品の内部構造を検査・計測・解析する委託サービス